はい。ツイッターを見てると女系だの男系だの騒いでて頭が痛くなります。イデオロギーに染まらず、事実だけを書いていたい。応神天皇や継体天皇は女系だとか、そういうややこしい話はしません。
正統性

Website of the Cabinet Secretariat, CC 表示 4.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=153486606による
血統というのは正統性を示す上で非常に大切な要素の一つです。ネットでたまに見る「女系天皇」という語はこの血統の話をしています。(女系天皇について説明するのがめんどいので解説はウィキペディアをどうぞ)
日本の歴史上、歴代の天皇は全員が男系という父方から天皇家の血を引く天皇でした(上図参照)。元正天皇という、よく女系と間違われがちな女帝がおられ、母が天皇(元明天皇、天智天皇皇女)で父が天皇でない皇子(天武天皇の皇太子であられた草壁皇子)だったのですが、元正天皇も「天武天皇の嫡子であった草壁皇子の娘」として当時からは認識されていたため女系ではありません。
男系が重要というか、男系であることは皇位を継ぐ上で最低条件でした。残念な話をしますが、女系はそもそも論外だったのです。
女系の形で天皇家の血を引いていても、天皇にはなれませんでした。それはおろか皇族として扱われることもありませんでした。女系で皇室の血を引いている方として、最後の将軍徳川慶喜公や、藤原道長の祖先である藤原忠平がおりますが、いずれも父方の氏族の人物として扱われました。このように、日本の皇室では女系はそもそも相手にされなかったことが分かります。
男系の血筋だけが重要?いや、そうでもない
じゃあ「男系の血筋」だけが正統性を示す上で重要だったのか。実はそうではありません。
男系でありながら正統性が弱く、苦しい立場に置かれた方もおられます。その方が南北朝時代の後光厳天皇です。色々な事情あって三種の神器なしで即位されたため、ご苦労されたようです。この後光厳天皇の先例からも分かるように、正統性というのは男系の血筋だけでは担保できないことが分かります。三種の神器も、正統性を示すために重要なものでした。
血筋の議論だけに囚われてはダメ
以上。終わり
